「書類を書くのが一番苦手!」
という保育士さんはとても多いです。
保育をしながら書くネタを集めないと全然書けなくなってしまうし、書類の数も多い!
先輩保育士のみなさんはどうやって書いているんだろう…。
と思って聞いてみたら、みなさん関連する書籍や参考になるサイトをうまく活用していました。
現在担任保育士をしている先生から教わった「参考になるもの」をご紹介しますね♪
保育士が書類を書くときに役立つ本
書くネタはあっても文章にするのが苦手。
きっとこんな人が多いのではないでしょうか。
そんな時は書籍に頼るのが一番です。
とにかく真似して繰り返し書いているうちに力がつきます。
保育園によって好まれる傾向は違いますが、基本は一緒。
参考例文や具体的に使えそうなエピソードの例は、少し手を加えて上手に取り入れると楽になります。
マンネリ化しやすい連絡帳のバリエーションを増やすのにも便利。
書類の書き方本は、多少古くてもあまり問題ありません。
保育所保育指針の2017年告示以降のものであれば中古でも使えます。
1. 『改訂版 保育で使える文章の教科書』
指導計画案、連絡帳、園から発信するメールの文章などさまざまな文章の書き方をアドバイスしてくれます。
なんとなくイメージはあるけどうまく文章にできないときに、本の中から文例を見つけて参考にしているようです。
指導計画、日誌、お便り帳など、保育士が書く文章のバリエーションが増えますよ。
2. 『ワークで学ぶ 子どもの「育ち」をとらえる保育記録の書き方』
『0~2歳児編』と『3~5歳児編」の2冊あります。
実際の保育記録を書くときに、どんなところに着目して情報を集めて書いたらいいのかが分かります。
情報量は多くないけど、5領域のこの分野ならこんなエピソードといったサンプルがあるので、悩まなくて済みます。
3. 『記入に役立つ!0歳児の指導計画CD-ROMつき』
0歳から5歳まで、年齢ごとに1冊ずつ発行されています。すべて揃えると6冊になります!
6冊すべてそろえる必要はないので、まずは担当になった年齢のものを用意するといいでしょう。
4. 付録『プリプリ指導計画のヒント』
保育雑誌PuriPuriプリプリの付録です.
付録は年に4回付いてきて、その季節に合った指導計画のヒントが書かれています。
付録の付いている月は次の通り。
- 4月号の付録…4月~6月分
- 6月号の付録…7月~9月分
- 9月号の付録…10月~12月分
- 12月号の付録…1月~3月分
付録だけをセットにしてメルカリで販売されていることもあるので、気になったら探してみてね。
保育士の書類書きの参考になるサイト
保育士に向けたお役立ち情報は、保育士転職サイトが充実しています。
先輩保育士さんに、実際に参考にしている、よくお世話になる記事を紹介してもらいました。
『保育の書類のコツ・第1回 指導計画書に記入するのはどんなこと?』ヒトシア
『「苦手な業務No.1」保育士の書類作成!5つの書類と効率化させるポイント』保育Lラビット
『書類作業が終わらない保育士の仕事…効率よく終わらせる方法は?』
保育士それぞれにお気に入りのサイトがあるようですよ♪
保育士が書く「要録」に役立つリフレーミング
「要録」とは、5歳児さんが小学校へ上がるときに、子どもの成長を保育園の担任から小学校の担任の先生へ伝える大事なものです。
5歳児だけでなく、各年齢で次の担任へ引き継ぐために書く保育園もあります。
要録を書くときに大事なこととしてよく言われるのは、「肯定的な書き方をする」ということです。
ネガティブな側面も、ポジティブなとらえ方で書きます。
その時に役立つのが「リフレーミング」です。
リフレーミングとは、ネガティブなことをポジティブに言い換える方法。
ネットで調べるとあちこちに出てきますが、ここでも少し紹介しますね。
落ち着きがない | ➡ | 好奇心旺盛 エネルギッシュ |
うるさい | ➡ | 明るい 元気 |
こだわりが強い | ➡ | 最後までやり通す |
集中が続かない | ➡ | 視野が広い 周りをよく見てる |
臆病 | ➡ | 慎重 よく考えて行動する |
おとなしい | ➡ | よく人の話を聞くことができる |
泣き虫 | ➡ | 感受性が豊か 気持ちを素直に表現できる |
わがまま | ➡ | 正直 自分の意見が言える |
調べるともっとたくさん出てきます。
普段の記録にも使えるので、書き方に悩んだら調べてみてください。
保育の書類作業に慣れると自分のスタイルができる
どんなに書籍の例文通りに書いても、先輩や主任からダメ出しされる。
これは、新人の通過儀礼である可能性もゼロではありませんが、保育園ごとに独自のスタイルや好まれる書き方があるのが原因のようです。
書類をチェックする人の好みもあります。
最初は書くのに時間がかかるし、何度も書き直しになるかもしれません。
それでも、何度も書いているうちに、自分なりの書きやすいスタイルができてくるし、信頼度も上がるので訂正も減ってきます。
なんでも数をこなせば上達します。
めげずに頑張ってください!
ファイトです!!