保育士試験を受けて保育士資格をとる人のほとんどは社会人です。
仕事や家事、育児があって自由な時間がほとんどない人も多いでしょう。
そんな環境のなか、保育士試験合格のカギになるのは、時間のやりくり、メリハリをつける、そして自分にあった教材を用意することです。
仕事をしながら保育士試験に合格するには
保育士試験は国家試験
保育士試験の中身がどんなものかご存じですか?
保育士試験は国家試験です。この試験に合格すれば国家資格である保育士資格が取得できます。
「誰でも短期間でとれる資格」だなんていう人もいますが、ぜんぜん違いますよ!
保育士試験は筆記試験と実技試験があり、筆記試験に受からないと実技試験は受けられません。
試験科目は8科目。そのうちの一つは「教育原理」と「社会的養護」がセットになっていて、そこの二つは同時に合格しなければ「合格」として認められません。
出題範囲はテキストを覚えれば100点満点がとれるほど簡単ではありません。栄養学、社会福祉士学、心理学など、「どこまで出題されるの?」というほど広がっています。内容をしっかり理解して学習を進めることが大事です。
まずは試験内容を把握して必要な準備をしましょう。
より詳しい保育士試験情報の確認はこちらから↓
>>保育士試験の受験科目と概要(全国・地域限定)
>>保育士試験の受験資格(+実務経験を積む方法)
過去問やブログ、Youtubeなどネット上にある無料の情報だけでも勉強はできます。
しかし、法改正の最新情報や最近の出題傾向を抑えるには、新刊の市販書籍や通信講座を利用ほうが効率的です。
また、過去問を繰り返し解くことは試験形式に慣れるのに役立ちます。
仕事をしながらの勉強は大変ですが、計画的に学習を進めることで着実に力をつけていくことができます。
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>>2025年版!保育士試験おすすめテキスト
>>基礎固めはこれ一冊!【2025年版】ユーキャンの保育士過去問&予想問題集
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すきま時間の活用がカギ
忙しい社会人が学習時間を確保するためには、すきま時間の活用がカギです。
通勤時間や昼休み、家事の合間などを利用して、少しずつ勉強を進めましょう。
スマホアプリやオーディオ教材を活用すると、効率的に学習できます。
これにはYoutubeチャンネルや通信講座の教材が便利!
また、家族や職場の協力を得て学習環境を整えられたら、より有利になるでしょう。
保育士試験のチャレンジするという宣言をすることで、モチベーションもあがりますね!
計画的に時間を割り振って、無理のないペースで進めましょう。
メリハリをつけて
仕事と勉強を両立させるためには、メリハリをつけることも重要。
疲れてテキストを開く気になれなかったり、勉強をはじめても頭に入ってこなくてウトウト…。
仕事の後や週末に集中して勉強する時間を確保し、短い時間でも毎日のルーチンに組み込みましょう。
勉強につかう教材や勉強場所を変えてみたりと、程よく変化をつけながら勉強できるスタイルをいくつか持っておくといいですね。
上手くいかないときは違う教材で違う場所で、やる気が出なくても時間さえ確保できていたら、スタイルを変えることで少しは問題に触れることができるでしょう。
大まかな計画表を作成して到達目標を決めておくことで、モチベーションを維持できます。スケジュール帳を利用したり、コピー用紙に書いた表を目につくとろに貼るのも効果があります。
計画はあまり細かくしないで、仕事や家庭の予定で変更になっても調整しなおせるくらいの、おおまかな計画にしておくことをおすすめします。
また、ストレスを軽減するためにリラクゼーションや趣味の時間も大切にしましょう。
バランスを取りながら、無理なく学習を進めることが成功の秘訣です。
子育てと保育士試験の両立方法
子育てしながら資格取得を目指す方法
子育ては時間が読めず、計画を立ててもなかか予定通りに進まないでしょう。と保育士資格の勉強を両立するためには、まず、1日のスケジュールを見直し、隙間時間をもらさず抜き出してみましょう。
例えば、子どもの昼寝時間や夜の静かな時間を利用して学習する。家事や寝かしつけをしながら耳でオーディオ教材を聞く。時短になる家事サービスを利用したり、掃除など手を抜くところをあらかじめ決めておく。
このように、あらかじめ時間を作るための対策をきめておくことで、育児・家事と学習の両立が楽になり、いつものようにできていなくても罪悪感でモチベーションが下がることも防げます。
家族の協力が得られるなら、目標を共有し、サポートをお願いしてもいいですね。
さらに、子育て支援サービスや一時保育を利用することで、集中して勉強できる時間を作ることができます。費用がかることですから、計画的に時間を使い、無理のないペースで学習を進めましょう。
子どもと一緒に学ぶ保育士の勉強法
子育て中方の人は、子どもと一緒に学ぶこともできます。
「子どもの食と栄養」「子どもの保健」「保育の心理学」などは、実際の子育てに照らし合わせて学ぶことで、より理解が深まり、子育てにも役立ちます。
実技試験の練習では、子どもに歌って聞かせたり、読み聞かせをしながら試験対策もできますね。子どものリアルな反応を見ることで知識を深めることができます。
子どもと過ごす時間を有効に活用し、楽しく学びながら保育士資格取得を目指しましょう。
子育て経験を活かした保育士キャリア
子育て経験は、保育士としてのキャリアに大いに役立ちます。子育て経験を通じて得た知識やスキルは、現場での実践に活かすことができるでしょう。
例えば、子どもの発達段階を体験している事、その段階での対応経験は保育士としての強みです。
子育てを通じて培ったコミュニケーション能力や問題解決力も、保育士としての業務に役立ちます。子育て中の苦労や喜びが共有できるので、保護者との信頼関係を築くこともできます。
子育て経験をポジティブに捉え、それを活かした保育士キャリアを築くことができます。
忙しい人の保育士試験対策
時間のない人が保育士試験に挑戦するなら、合格までに必要なものがそろっていて、つまずいたときに質問できる通信講座がおすすめです。
通信講座のメリットとデメリット
ここでは通信講座のメリットとデメリットについて詳しく説明します。
通信講座のメリット
1. 必要なものがそろっている
通信講座や通信教育の最大のメリットは、必要なものが全部そろっているところです。
テキストで学習を進めながら、カリキュラムにそった音声学習教材をそろえているところが多く、耳から学習することができます。通勤の移動中や家事をしながらの時間を有効に学習時間に充てることができるので、大変効率的です。
自分でイチから必要なものを探す必要もないので、どこの講座を受けるかを決めて教材が届けばすぐに学習をスタート出来ます。
2. 学習の場所を選ばない
通信講座や通信教育はオンライン学習が充実しているので、インターネット環境があればどこでも学習可能です。大きなテキストを持ち歩かなくても、カフェや職場の休憩室、移動中の電車の中など、好きな場所で勉強できるため、通学の時間や手間を省けます。
3. サポート体制の充実
多くの通信講座では、専門の講師によるサポートが受けられます。
質問や相談ができるので、独学では解決できない疑問や不安を解消できますし、自分で調べるより時間を短縮することもできます。
また、添削指導や模擬試験など、実践的なサポートも受けられます。
4. コストパフォーマンス
通信講座は通学型の講座に比べて学費が比較的安い場合が多いです。なかには合格すると受講料全額返金の講座もあります。
教材費や交通費も抑えられるため、経済的な負担が軽減されます。
通信講座のデメリット
1. 自己管理の必要性
通信講座のなかには、学習スケジュールサンプルをだしてくれるところもありますが、最終的には自分で学習計画を立てて進める必要があります。
自己管理能力が求められるため、計画通りに進められないと学習が遅れてしまうことも。モチベーションの維持が求められます。
2. 対面の交流が少ない
通信講座や通信教育は基本的にオンラインでの学習となるため、対面での交流が少なくなります。クラスメートとの交流や情報交換がないので、独学に近い環境です。
やはり、自己管理ができるかどうかが合格のカギになりますね。
3. インターネット環境の必要性
通信講座や通信教育は、インターネット環境が必須です。安定したネット環境がないと、学習がスムーズに進まない場合があります。動画教材を利用するなら、できるだけ家ではWi-Fi環境を整えたいですね。
通信講座や通信教育は、仕事をしながら保育士資格を取得したい方にとって、非常に有効な学習手段です。しかし、自分に合った学習スタイルを見つけ、デメリットを補う工夫が必要になります。
受講料、内容とも、講座によって大きな差があるので、しっかりと情報を集め、自分の生活スタイルや学習環境に最適な方法を選びましょう。
>>保育士通信講座を比較!タイプ別におすすめするあなたに合う講座
これらのポイントを踏まえて、保育士試験に向けて着実に準備を進めてくださいね!
独学で保育士資格を取るためのコツ
保育士試験を独学で合格するためには、計画的な学習と効率的な勉強法が不可欠です。
ここでは、仕事をしながらでも独学で保育士資格を取得するためのコツを紹介します。
1. 学習計画を立てる
まずは、試験日から逆算して学習計画を立てます。
試験範囲を把握し、各科目ごとの学習時間を割り振ります。
計画表を作成し、毎日の学習進捗を確認することで、モチベーションを維持できます。
保育士試験の受験申請は本試験の約3ヵ月前に締め切られます。
申請したらすぐにでも学習をスタートしてください。
学習範囲を考えても、3ヵ月は必要になるでしょう。
勉強を始めて見ると、思っていたほど早く進まなくて焦るかもしれません。
特に勉強を始めたての頃はペースが乗るまで少し時間がかかります。
そういうものだ、と思い出して焦らず行きましょう!
2. 良質な教材を選ぶ
独学において、信頼できる教材選びは重要です。通信制大学や通信講座を受講しない場合は、市販の参考書や問題集を活用しましょう。口コミやレビューを参考にして、自分に合った教材を見つけることが大切です。
また、過去問を繰り返し解くことはとても効果が高く、試験の傾向を掴むことができます。
※ テキスト等の紹介内部リンク
3. 隙間時間の活用
仕事をしながらの学習では、隙間時間の活用が鍵となります。
通勤時間や休憩時間などを利用して、短時間でも勉強を続けることが大切。
スマートフォンアプリやオーディオ教材を使うことで、効率的に学習できます。
※アプリやオーディオの紹介
4. 自己管理と休養
仕事をしながらの学習は、体力的にも精神的にも負担が大きいです。そのため、自己管理が重要です。
仕事の繁忙期やお子さんの病気など、予定通りにいかないことは多いでしょう。
そんなときは無理をせず、適度に休養を取りながら学習を進めましょう。リラックスする時間を確保し、ストレスを溜めないように心掛けることが大切です。
5. 学習コミュニティへの参加
独学での学習は孤独になりがちですが、SNSやオンラインフォーラムを活用して学習コミュニティに参加することで、情報交換やモチベーションの維持ができます。同じ目標を持つ仲間との交流は、大きな励みになります。
X(旧Twitter)では、保育士試験勉強アカウントを立ち上げている人が大勢います。
ご自身が参加するのも良い方法ですが、SNSにかかりきりになって時間をたくさん使ってしまうことの内容に気を付けてください。
6. 効率的な復習
学習した内容を定期的に復習することで、記憶の定着を図りましょう。
特に、過去問を繰り返し解くことで自分の弱点を把握し、重点的に復習することが重要です。これらのコツを実践することで、独学でも仕事をしながら保育士資格を取得することが可能です。
しっかりと計画を立て、自分に合った学習方法を見つけて、着実に目標を達成してくださいね!
>>基礎固めはこれ一冊!【最新版】ユーキャンの保育士過去問&予想問題集
>>保育士試験|独学におすすめテキスト・問題集・一問一答を厳選
保育士試験に合格するための勉強計画
保育士試験に最短で合格するためには、計画的なスケジュール作りが不可欠です。
とはいっても、仕事や家庭の事情で予定が変わりやすいので、できるだけ余裕をもった計画を立てるのが良いでしょう。
細かく計画してしまうと、予定が変わるたびに修正が必要になり、計画を立て直すことに時間がとられてしまします。
最短で合格を目指すスケジュール作り
保育士試験の受験科目には学習しやすい科目と、頭に入りにくい科目があります。
制度や法令に関する科目よりも、子どもの保育に直結する科目の方がイメージしやすいので取りかかりやすいと思います。
「子どもの保健」「子どもの心理学」「子どもの食と栄養」などがイメージしやすい科目になります。子育て経験のある人なら、きっと知っていることもあるでしょう。
それに比べて「社会福祉」「子ども家庭福祉」は慣れるまでなかなか理解できないかもしれません。しかし、共通する部分もあるので、学習に慣れてきたら一緒に勉強してしまうと効率的です。
学習に時間がかかりがちな科目なので、あまり後回しにしすぎないよう、注意してください。
学習時間はテキストが薄いから時間がかからない、とは限りません。慣れない言葉が並んでいると理解をするのに時間がかかるものです。
人によって得意科目、不得意科目は違いますので、自分に合った学習計画に修正しながら、手が止まることのないようにしましょう。
月間・週間の学習計画
計画は、月ごとの目標、週ごとの学習計画と、順番に決めておきます。
例えば、1か月に1科目を集中して勉強し、週ごとにどこまでやるかを決めます。
多少予定が狂っても、その週の最後、その月の最後に目標まで達成するよう調整しながら進んでいけます。
さらに、毎日学習時間を確保し、「どんな日も最低これだけはやる」というのを決めておきます。
過去問は定期的に解き、自分の理解度を確認しながら問題形式に慣れていきましょう。
このようなスケジュールを立てることで、効率的に学習を進め、最短での合格を目指すことができます。
効率的な学習方法と時間管理のポイント
効率的に学ぶためには、限られた時間を有効に使うことがだ重要です。
例えば、通勤時間や休憩時間、家事の合間の時間を活用して、スマホやタブレットで動画講義を視聴したり、アプリを使って復習することが効果的です。
まとまった時間学習するときは、集中力を保つために適度な休憩を取り入れることを忘れないで。
毎週決まった曜日に学習計画を見直し、進捗を確認しながら柔軟に対応することで、効率的に学習できます。けして予定どおり出来なかったこと気にして落ち込まないように。
いつも前を見て、「今日は何をするか」「明日は何ができるか」を考えてひとつずつ確実に積み上げていきましょう。
ポイントを押さえて、自分に合った効果的な時間の管理と、学習方法を実践してください。
試験直前の対策とモチベーション維持法
試験直前の対策には、総復習と模擬テストを重点的に行います。利用する問題集には、模擬試験がついているものがおすすめです。
これまでの学習内容を整理し、重要なポイントを再確認します。
自分専用の「重要ポイントノート」を用意してもいいですね。自分が後で見返したい重要箇所を厳選して書いておくと見直しに役立ちます。ただし、ノートは分厚いものにしないこと。筆記試験当日に目を通すのに負担のない程度におさえましょう。
模擬試験を活用するときは、本番の試験形式に慣れ、時間配分の練習になるよう本番のように時間を図ってチャレンジしてください。模擬試験の結果を分析したら、弱点を補強するための追加学習を行います。
試験直前は体調管理も大事です!十分な睡眠をとって、バランスの取れた食事を心掛けて、ベストなコンディションで試験に臨みましょう。
モチベーションを維持するために、目標をもういちど確認し、合格したときをイメージしてください。友人や家族に試験を受けることを伝えておくと、励ましやサポートを受けてモチベーションのアップに役立ちます。
保育士試験に合格するための勉強計画をしっかりと立て、仕事をしながらでも効率的に学習を進める方法を実践してください。
保育士資格取得の支援制度
資格取得支援制度の種類と活用法
保育士資格取得の支援制度は、多岐にわたります。
代表的なものとして、国や自治体が提供する奨学金制度があります。奨学金は返済不要のものと、条件付きで返済が免除されるものがあります。
また、通信教育の講座料補助や学費の一部を助成する制度も利用できます。
これらの支援制度を活用するためには、事前に各制度の内容を調査し、応募条件や申請手続きを確認することが重要です。
さらに、支援制度の申請には期限がある場合が多いので、早めの準備が必要。
これらの制度を上手に活用し、経済的な負担を軽減しながら保育士資格取得を目指しましょう。
自治体や企業の資格取得支援の利用方法
自治体や企業も、保育士資格取得を支援するための様々な制度を提供しています。
多くの自治体では、保育士を目指す人を対象に、学費補助や奨学金、研修プログラムを用意しています。
これらの支援を利用するには、自治体のウェブサイトや窓口で情報を集め、申請手続きを行うことが必要です。
また、企業によっては、従業員の資格取得をサポートするために、教育費の補助や学習時間の確保を提供する場合があります。自分の勤務先やお住まいの自治体に利用可能な支援制度がないか確認してみましょう。
各自治体の制度については、各保育士保育所支援センター等のホームページか、直接問い合わせてみるといいですね。
こうした支援を利用することで、仕事と学習を両立させながら、保育士資格取得を目指すことができます。
資格取得後の継続的な支援を受ける方法
保育士資格を取得した後も、継続的な支援を受けることが可能です。
まず、自治体や企業が提供する研修やキャリアアップ支援を活用しましょう。
多くの自治体では、保育士向けの専門研修やセミナーを定期的に開催しており、最新の保育技術や知識を学ぶことができます。企業では、資格取得後のキャリアパスをサポートするためのプログラムが用意されていることがあります。
さらに、保育士としての実務経験を積むことで、次のステップとしての資格取得や専門性を高めるための研修を受けることができます。
資格取得後も学び続ける姿勢を持ち、継続的な支援を活用して、保育士としてのキャリアを充実させましょう。